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湯沢高原(大峰)からガーラ湯沢へのミニツアー
乗った新幹線がガーラ行のつもりだったのに、これが勘違いの新潟行で、長岡まで往復してしまった。ガーラ湯沢のゴンドラを降りてゲレンデに降り立ったのは11時に近かった。うす曇りなるも、まったくの無風。暖かく、春を思わせた。先週の、青空が出たり、吹雪のように雪が降ったりのコロコロ変った天候とは異なり、この陽気は1日中ほとんど変わらなかった。1週間でよくまあ、様相が一変するものだ。雪の状態も、いわゆる上越の雪になっていた。
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昼頃には展望も得られるようになり、いよいよ、ガーラ湯沢と湯沢高原(大峰)の間のツアーを決行することにした。先週はガーラでルートの様子がつかめず、ガーラでコース外をうろうろしているうちに係員に捕まってしまったので、リベンジ。ガーラサイドは係員の監視がきついし、1人なので登りがメインになるとラッセルで時間がかかるかもしれないし、下見したガーラ260万ダラーコースからは尾根道は取り付きに段差があって難しそうなどの事情から、湯沢高原に回ってみることにする。12:40のゴンドラで移動。湯沢高原はしばらく前まで毎年来ていたが、ここ数年は来ていなかった。あら、雪がぐちょぐちょ。ガーラの方が雪質は良いかも。山頂(大峰)まで行き、まずはガーラ方面への尾根入口の様子や監視の状態をチェックする。展望ルートからゆっくり降りて、芝原峠への分岐も確認する。
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再び、リフトにて大峰山頂に立つ。直接尾根に入るところには、かように無法な人への牽制のためにか、『雪崩注意』の看板が立っている。山頂エリアで親子連れが板を履いて斜面を登る練習をしていた。そのグループの一員のようなふりをして、次第に斜面の上の方へ上っていき、やがて絶好な位置にあった小屋の陰に入って、まんまと監視のお兄さんの視野から逃れ、尾根道に入れた。
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当初、登りはあってもたいしたことがなく、結局、シールを使わなくてすんだ。トレースがあるものと予測していたが、まったくなかった。右手にちょっとした雪の固まりのようなピークを巻くと、平坦だった道が次第に下りになるようだった。左にそのまま林道を行くと、右手の風上サイドから頭上に雪庇が派手に張り出していたので、車道を避けて尾根にルートをとるようにした。“『雪崩』はダテに脅しではないなあ”と思った。2月半ばに栂池で受けた雪崩講習会の知識がさかんに役立つのを感じた。右側に谷をはさんで湯沢高原とガーラスキー場が遠望されていたが、次第にガーラの斜面が近づいてきた。樹林と雪原の境界から雪面を気持ちよく滑り降りた(ということにしておこう)。3段くらい滑り降りると、ルートが雪庇なのか尾根なのかよく分からない、痩せたところに出た。ここが、栄太郎峠だった。標高差180mを滑り降りたことになる。
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そこから、高津倉山への尾根を登らずに、巻くように右に入ると、林道がガーラスキー場へ伸びていた。左側は2万5千分の1の地図でも刷毛マークが続いている場所で、上方は崖になっており、重たげな雪がどびゃっと、今にもくずれてきそうだ。たいした量ではないが、デブリもあるので、クワバラクワバラと、早足で歩き抜けた。登りより下りで短時間で通過したのは正解であった。260万ダラーの上級スキーコースへ出たのは2時ジャストだった。およそ40分のミニアドベンチャーだ。さすがに少し汗をかいていた。このルートの難所は入口の看視員の目を盗むことと、出口の最後の林道部分で雪崩を警戒することなのでは。ガーラから登る場合は、260万ダラーコースの上のほうから入って、栄太郎峠に下りるべきかもしれない。しばらく、急斜面で難渋するボーダーやスキーヤーの滑りを、立ったまま眺めてから、自分も意を決してゴンドラ乗り場へ滑り降りた。たいしたルートではないけれど、宿願がかなって、スッキリした。山屋はゲレンデだけだと飽きますですねえ。
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石打の、ガーラと比べると古くて素朴な感じのするレストランでコーヒーを飲んだ。飯士山が眼前にあった。鋭く稜線を伸ばして鋭角的にすっくと立ち上がる姿に、ほれぼれと見入ってしまう。北斎が描きそうな山容だ。次は岩原から飯士山の尾根を越えて舞妓か長峰へ抜けたいなあ。どなたか、つきあっていただけません?
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