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製作著作山ボケ社
無断転載を禁ず

安達太良山スキー山行

(メールからの抜粋編/’01.02.10〜11の記録)


安達太良山記録

 F本です。

 ニ○ティの山のフォーラムに今回の山行を報告したいと思います。
 以下がその内容です。


【山名】安達太良山(1699.6m)
【山行日】2001年2月10−11日
【メンバー】N氏、M氏、F本の3名
【山行形態】山スキー
【天候】10日:小雪後曇り、11日:曇り後雪
【ルート・タイム】
 2月10日(土):あだたら高原スキー場13:20−15:30くろがね小屋(泊)
 2月11日(日):くろがね小屋7:50−峰ノ辻−牛の背−9:40安達太良山
         10:00下降開始−峰ノ辻−勢至平−11:50スキー場


 私の安達太良山のスキー山行は今回が三度目。過去二回は視界不良のため頂上近くで敗退している。いずれも日帰りだったため時間の余裕が無かったのが敗退の一因であった。今回は三連休なので余裕の行程で登頂を狙う。

 2月10日(土):小雪のなか、あだたら高原スキー場を出発(13:20)。今日はくろがね小屋までなので気楽である。2年前の同時期に来たときよりも積雪はかなり多い。
 林道にはしっかりとしたトレースがついている。しばらく登ると適当に林道をショートカットする。何組もの下山パーティとすれ違う。話をしたパーティは、日帰りで登ったが上部は視界が悪く、山頂まで行かずに下りてきたそうだ。
 勢至平に登り着くと風が少々強くなる。ここより上部は雲で見えない。勢至平を越えてくろがね小屋へのトラバース道に入り、15:30くろがね小屋に到着。

 小屋は連休だけあって宿泊客が多いようだが、特に混雑というほどでもない。50〜60名くらいだろうか。
 今回の山行の目的の一つであった温泉に入れて大満足。

 2月11日(日):6:30朝食。7:50出発。すでに、歩きのパーティが数組出発していた。
 彼らは小屋の少し上流へ行ったところから斜面に取付いているが、山スキーには傾斜が急で苦労しそうに見えた。夏道通り、小屋の直ぐ横から斜面を登り小さな尾根上に出て、その尾根沿いに登る。すぐに、歩きのパーティのトレースに合流ししばらく登ると峰ノ辻に到着。ここまででも部分的に雪面が固い所もあったのでスキーアイゼンを装着する。
 峰ノ辻から上はあまり視界が良くないが、所々夏道の道標が見える。安達太良山山頂に直接登るコースを取るつもりだったが、これらの道標に沿って登っていくうちに馬の背に登るコースに入り込んでしまった(登りついた所にある道標で判明)。稜線は思ったほど風が強くないのでここから牛の背を経て山頂に向かうことにする。

 稜線の視界は数十mくらいだが、エビのシッポの造形が見事で目を楽しませてくれる。
 わずかなアップダウンを繰り返していくと山頂と思われるピークにつき当たる。直接取付くのは少々急なので左側斜面をトラバースし、五葉松平からのコースに合流する。ここでスキーをデポして、つぼ足で山頂に登る(9:40)。風はあまり強くなく、時々太陽が雲を通してうっすらと見える。三度目にしてようやく登ることができ満足だ。

 10:00頃、下山開始。下降路は山頂直下から直接峰ノ辻へ下るコースを取る。最初は、視界が悪いのと滑り出しが急斜面のようなのでシールをつけたまま慎重に下り、傾斜が緩くなってからシールを外す。沢底に滑り込んでから少々登り返して峰ノ辻に着く。ここからは勢至平へ直接下ることにする。

 篭山の左側をトラバース気味に越え、先行パーティと前後しながら暫く滑っていくと急斜面に突き当たった。勢至平へはなだらかな斜面でつながっているはずで、どうやら調子に乗って滑っているうちに大きく方向がずれてしまったらしい。
 現在位置を地図で確認しようとするが、どうも地形のつじつまが合わないような気がする。スキー場の尾根(薬師岳の尾根)がうっすらと見えるが、勢至平に該当する雪原が見えず、代わりに、緩い尾根から下りてくる斜面がある。何だこりゃ?と首を傾げる。
 他のパーティはしばらく地図を眺めてから目の前の急斜面を下って行ってしまった。しかし、こちらは確信がないので後を追う気になれない。そこで、GPSの登場となり、現在位置は勢至平へのコース(夏路)から500m近く外れていることが分かった。位置が確認できたので、地形の判別ができるようになった。緩い尾根から下りてくる斜面というのは雲で地平線が確認できないための錯覚で、実際には、逆にこちらから勢至平へと下っている斜面だと分かった。
 それなら正しいルートに戻るのは簡単。左へトラバース気味に下っていくと夏路に合流した。うっすらとトレースも見える。直ぐにくろがね小屋との分岐点に到着。いつのまにか雪がかなり降ってきた。

 勢至平を過ぎ、林間滑降と林道滑降を交えながら下って行く。所々狭くてスピードを抑えて滑るのが難しい。後半はショートカットコースを避けて林道を滑るようにした。

 11:50スキー場に到着。
 今夜の宿の手配はしていなかったが、Nさんが電話を掛けまくって民宿に空きを見つけてくれた。ありがたい、今夜も快適に過ごせる。

 ***** そして翌日 *****

 12日は磐梯山に登ろうとしたが、朝、車のエンジンが掛からないというトラブルに見舞われ中止した。車がディーゼル車で、都内で給油した軽油が低温で凍ってしまったのが原因だった。幸い駐車場の近くにスタンドがあって、現地の寒冷地用軽油(軽油と灯油が半々の割合で混じっているそうな)を補充し、また、エンジンルーム内の燃料のパイプと思われる部分にお湯をかけたり、たまたま時間調整をしていた路線バスに暖かい排気ガスを吹きかけてもらったりしているうちに直った。
 このトラブルに2時間ほど費やしてしまったので、山スキーからゲレンデスキーに変更。あだたら高原スキー場に戻り、ロープウェー終点から五葉松平へ滑り込むミニツアーを楽しんだ(このコースはロープウェーで乗り合わせた山屋さんから教えてもらいました)。